ワタシが世界で最も好きな食材はきのこです。しいたけです。それでも栃木県矢板市の「君嶋きのこ園」の生木原木しいたけなんです。
それなのに、それなのに、2019年10月12日に関東を襲った台風19号は、彼らを全滅させてしまいました。
被災の報を受け、2019年10月15日に支援に向かいました。
ところが、道中だんだん被災エリアに近づいてくると、あきらかにしいたけの原木らしき木材が積み上がっています。
さらに近づくと、冷蔵庫なんかも流れついているのが目に付きます。田んぼの多くは収穫後なのが幸い。
ただ、「君嶋きのこ園」に到着した瞬間、ワタシのハートは完全に崩壊しました。
しいたけの原木を収めるビニールハウスが完全にやられています。ブルーシートが痛々しい。
奥に入ると完全に流され尽くされたしいたけの原木が大量に横たわっています。その数、総数8万本。
まさに唖然。愕然。ボロボロと目から涙がでます。
若頭のお父様が川に流され、それを追って若頭とお母様も川に飲み込まれたそうです。まさに九死に一生を得た一家。
自宅も、分家も被災。小さな子供達はさぞショックだったことでしょう。
お米の備蓄庫もかなりの泥水被害。近くに止めてあった車や重機も浸水でほぼ動きません。それをみんなで工夫しながら、または腕力と体力で除いてゆきます。
例えば、こんなひどいしいたけ農園も
ボランティアの知恵と腕力でここまで対応します。ここまで取り除ければ、あとは重機で汚泥などを取り除けます。
ただ、これははじまったばかり。人もリソースも、今後どうするかもまだまだ人の手が足りていません。
単なるお手伝いとしては大変過ぎるかもしれません。しかし、ここには最高のしいたけが育っていたんです。みんなの手で、未来の子供達に残してもいいんじゃないかなって思うんです。
君嶋きのこ園
〒329-2124 栃木県矢板市下太田426
電話: 0287-43-9593
https://www.facebook.com/kimikinoko