栃木県は本日(2020年3月20日)、栃木県南健康福祉センター管内(小山、栃木、下野市、壬生、上三川、野木町)に在住の50代男性が新型コロナウイルスに感染したことを明らかにしました。
会見によると、今月(2020年3月)5日からEUのポルトガルに旅行しており、3月15日に帰国。3月17日に悪寒がはじまり、2020年3月20日PCR検査によって新型コロナウイルスへの感染が確認されたとのことです。
感染は夫婦で長期のポルトガル旅行に出ており、主に帰国後の経過は以下の通りです。
・2020年3月7日(土) 感染者の妻と2人でポルトガルに向け出国。
・2020年3月15日(日) 帰国。空港から自家用車で帰宅。
・2020年3月16日(月) 勤務先に徒歩で出社。マスク着用(勤務先からは37度5分熱があったら出社しないよういわれて定期的に検温を行っている)
・2020年3月17日(火) 悪寒を感じ自宅待機。発熱は確認されていない
・2020年3月18日(水) 18時頃に発熱を感じ検温したところ37度5分。県南健康福祉センターに電話したところ、自覚症状に乏しいことから一晩様子見、翌日センター側から電話する約束。
・2020年3月19日(木) 38度8分まで熱が上がる。センターとの電話アドバイスで栃木県の帰国者接触者外来を14時頃に受診。マスク着用で自家用車で移動。診察の結果、発熱と肺炎の像を確認した。
・2020年3月20日(金) PCR検査を実施し陽性を確認後、感染予防施設のある病院に入院。濃厚接触者である感染者の妻についてもPCR検査を実施しており21時頃には結果がでる模様。
栃木県の担当者は、帰国した15日から出社した16日までの接触可能性などについては触れないなど、十分な情報提供となりませんでした。
栃木県担当者によれば、「感染が拡大する可能性があるのは3月17日以降」と定義するのはあくまで「EU圏での感染拡大が広がっている」という事態を受けての推測であり、かつ「濃厚接触者を17日以降と定義するのは、あくまで症状が出てから」という国の指示や感染症に関する法律の枠の中だけで会見に挑んでいるようでした。
最大の焦点は、3月16日に出社した勤務先での感染が拡大していないか?そもそもEUで感染したのかどうか?という部分。どこで感染したのかがわからない状況である以上、さまざまな可能性を払拭するような施策を行政には求めたいです。
追記 ポーランドとして投稿しましたが、ポルトガルでした。感染拡大している新中が多いエリアとは離れていたので思い込みから勘違いしました。私自身5年ほど前にスペインの企業に勤務していたもので思い込みもあったと思います失礼いたしました。なおさら、感染が合ったエリアがどこか?注目されると思います(なおスペインのポルトガル寄りは感染拡大しています)