宇都宮市は2020年5月15日(金)、新型コロナウイルス感染症の陽性確認事例として新たに1例が確認されたことを明らかにしました。栃木県内の発症例は58例目、宇都宮市としては16例目です。
5月4日に葬儀の後に28名と会食を行っていたため、この場が感染の機会となったかどうかが焦点。勤務先は宇都宮市内。健康管理、室内換気、ソーシャルディスタンスなど適切な対応が行われている職場。通勤や外出は自家用車でマスク着用。接客を伴わない業務で、4〜5人のチームで業務に当たっていた。現在の症状はせきのみで、入院中。濃厚接触者は父、妹、娘二人で、それぞれの管轄地でPCR検査を実施予定。夫は発症(5月9日)前の接触なので健康観察に該当。
(追記)この方が勤務する事業所の運営会社から公式発表がありました。再開予定は2020年5月16日(土)を予定しているとのことです(ヨークベニマル戸祭店の従業員が新型コロナ感染、運営会社が公式発表)
・2020年4月25日(土) 27日(月)まで勤務。勤務以外はスーパーでの買い物のみ。
・2020年4月28日(火) 休暇。宇都宮市内の父の家で、母の介護。
・2020年4月29日(水) 勤務。
・2020年4月30日(木) 5月1日(月)まで休暇。自宅で過ごす。
・2020年5月2日(土) 午前中勤務。母親が老衰のため亡くなられる。父の実家に親族6名が集まる。県外在住の夫と長女が宇都宮に帰省→本人宅で過ごす。全員マスク着用。
・2020年5月3日(日) 葬儀会社が母の遺体を引き取る。その後、スタッフと打ち合わせ。
・2020年5月4日(月) 宇都宮市内で告別式。親族など28名で会食。
・2020年5月5日(火) 休暇。午前中は自宅で過ごす。夕方、夫が県外に戻る。
・2020年5月6日(水) 勤務。
・2020年5月7日(木) 休暇。母の葬儀後、葬儀会社スタッフと短時間面会。マスク着用。宇都宮市内の父の家で、父と妹、娘二人(長女・横浜市在住、次女・宇都宮市で本人と居住)
・2020年5月8日(金) 勤務。勤務時間は7時半から16時。
・2020年5月9日(土) 勤務。咽頭痛、くしゃみ、はなみず(発症日)
・2020年5月10日(日) 勤務。咽頭痛が強まる。この日、長女が横浜市に戻る
・2020年5月11日(月) 休暇。発熱(38.9度)、頭痛、倦怠感、関節痛。
・2020年5月12日(火) 休暇。鼻づまり。自宅待機。
・2020年5月13日(水) 休暇。下痢症状、自宅待機。
・2020年5月14日(木) 味覚障害。宇都宮市医療機関Aに電話相談後、紹介された宇都宮市医療機関Bを受診。宇都宮市内の帰国者・接触者相談センター(宇都宮市保健所)に相談、外来にて検体採取しPCR検査を実施。20時頃に陽性確認。
発症日から2〜3日前が感染時期とすると、5月4日の大規模会食が感染経路として推測できると宇都宮市は話しています。情報が限られている状態の中で、横浜市在住の長女の感染可能性などを踏まえ、調査が進められている状態です。
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