宇都宮市の新型コロナ、家庭に持ち込まれると陽性率はほぼ100%

新型コロナウイルス感染症の陽性者が急増していることを受けて、宇都宮市は市独自の「緊急事態宣言」を2020年1月6日に発表。加えてお酒を提供する飲食店の営業時間を2021年1月8日から1月22日にかけて20時までとすることを要請しました。

これまでの新型コロナウイルス感染症の様子と異なる傾向が直近の動向から明らかになっています。それは「会食」や「家庭内」でのマスク着用です。

会食のおしゃべりでの感染増加が最たるものとして、感染者が家庭に持ち込むと宇都宮市の直近のケースではほぼ100%が家族全員に感染する傾向があることがわかっています。

食事中や家庭内ではマスクしない?はあり?

新型コロナウイルス感染の大きな要因の一つに「飛沫感染」があると考えられているのは周知の通りです。会話や食事の際にも当然ながら飛沫は飛散しており感染リスクになります。

ところが、宇都宮市内の飲食店などをみてみると、「食事の席ではマスクしない」人が多く、店舗によっては対面席でもクリアシールドがおいてないところが依然とし存在しています。また、一般家庭でも「家に帰ったらマスクはしない」という人がほとんどではないか?という印象があります(みなさんはどうですか?)。

確かに息苦しいく、家の中でマスクをし続けることの負担を考えると、行政などが強くいえることではないかもしれません(実際、国も市町村も難しいと言います)。しかし、実際に家庭内感染が拡大し、エリアによっては過半数が家庭内感染経由だと考えるとそう緩んでもいられません。

食事中でも会話するときはマスク

実は、日本国も2020年9月頃から積極的に「会食でも会話するときはマスク着用」を謳っています。

このとき、一般国民の反応はというと、「食事中にマスクなんてできない」などという批判が多かったように感じますが、実際は“マスク無しおしゃべり”が感染の要因と考えられます。

一方、緊急事態宣言下で酒類を提供する飲食店は純粋に時短に奮闘するところもあれば「お酒をださなければいい」と割り切るところも出てきているようです。ただ、そもそもの問題は「マスク無しおしゃべり」にあると考えると対策の捉え方にも変化がでてきそうです。

特に冬は乾燥しがちで、それが感染拡大の一因であるという意見もあります。未曾有の危機。大変ですが、小さな工夫と慣習を変える勇気で乗り越えていきたいですね。

【関連リンク】
静かなマスク会食 | 厚生労働省

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