
ドイツに本社を持つイグスは2025年3月5日、栃木県さくら市に新工場を建設することを発表しました。新工場の延床面積は約10,000平方メートル で、竣工は2026年春を予定しているとのことです。
さくら市のイグス新工場の概要
所在地 栃木県さくら市上阿久津
着工 2025年5月(予定)
竣工 2026年春(予定)
敷地面積 41,833平方メートル
延床面積 約10,000平方メートル
取り扱う製品 ケーブル保護管、ケーブル、レディーチェーン、樹脂ベアリングなど
イグスは、栃木県内4か所に点在する国内の既存工場を、新工場に集約することで、工場・倉庫拠点間の輸送をなくし物流効率を向上させるとともに、事業拡大に対応する工場の体制を整える計画。
新工場の在庫保管能力は2024年比で約70%増加する見込み。加えて、隣地には将来的な工場拡張に向けた約5,000平方メートル の用地を確保しているとのこと。また、自動化・省力化機器の導入や生産ラインの見直し、新たな倉庫システムの導入を行うことで、労働生産性を向上させていく計画とのこと。
ドイツ発グローバル企業「イグス」
イグスは1946年にドイツで創業。無潤滑高機能プラスチックを使用したケーブル保護管、可動ケーブル、樹脂ベアリングにおいて世界のマーケットをリードしてきました。近年はローコストなオートメーションロボット・3Dプリント製品・インダストリー4.0向けの予知保全システム・スマートプラスチックなど、様々な製品を開発し事業ポートフォリオを拡大しているとのこと。
現在、世界80以上の国と地域で、製品・サービスが採用されており、2022年の売上高は9億6,100万億ユーロ(約1500億円)に達しています。
日本国内では、栃木県内の計4カ所で在庫・アセンブリー拠点を稼働してきましたが、さらなる在庫保管能力の拡大、効率的な生産体制の構築および出荷体制の強化を図ることを目的に、土地・建物に約35億円を投じて工場を新設するに至ったとのことです。