栃木県は2020年3月25日夜、新型コロナウイルスの新たな4つの感染者 第7例目・第8例目・第9例目・第10例目が確認されたことを発表しました。
新型コロナウイルス 第7例目感染者(6例目の妻)
60代女性。栃木県安足健康福祉センター(足利・佐野エリア)に居住。先日発表された栃木県内6例目の感染者の妻であることがわかっています。なお、このご夫婦は、観戦前に親族の方が自宅で過ごしていたことがわかっており、栃木県はそのルートの解明に向け調査をしています。
・2020年3月17日(火) 夜に発熱。倦怠感がある。夫の診断に自家用車で同行。栃木県安足健康福祉センター管内で10分程度の買い物をしている。マスクは着用。これ以降、通院以外は自宅待機。
・2020年3月19日(木) この日まで倦怠感が続く
・2020年3月20日(金) 栃木県内の医療機関Bを受診。夫と共に自家用車で同じ医療機関を受信している。インフルエンザと診断され、処方薬が出されている。
・2020年3月23日(月) 感染症指定医療機関に夫を車で送る。(おそらく栃木県安足健康福祉センター)「センター管内3か所で10分程度の買い物、特定の人と接触はなかった」(栃木県説明)。
・2020年3月24日(火) 容態は安定するも、夫の新型コロナ陽性が判明。この夜、栃木県内の感染症医療センターに疑い事例として入院。
・2020年3月25日(水) PCR結果の検査の結果陽性が判明。病状は安定。
新型コロナウイルス 第8例目感染者(6例目の同僚)
県西健康福祉センター(鹿沼市・日光市)圏内に居住する50代男性。6例目の感染者の同僚(栃木県説明)。企業内の健康調査で体調不良を訴えるものがいるとして検査を実施。濃厚接触者は第9例目の妻と子どもとなるとのこと。仕事はデスクワークで、職場の規模は栃木県は把握していません。
・2020年3月22日(日) 発熱。この日、通勤をしているが、職場にいたのは本人のみ。出勤はこの日まで。
・2020年3月23日(月) 発熱続き下痢症状があったため栃木県内の医療機関を受診。解熱剤を処方。
・2020年3月24日(火) 発熱続き下痢症状続く。解熱剤を服用するも改善無し。この日、職場との相談があり、センターに連絡。
・2020年3月25日(水) 発熱・せき・下痢があり感染症指定医療機関でPCR検査を実施し陽性が判明。現在も発熱と下痢が続く。
・2020年3月26日(木) 午後、栃木県内の医療機関Cに入院予定。
栃木県の発表担当者は「14日前(3月9日)からの行動を調査する。特に感染されやすいと言われる5〜6日前頃(16〜17日)はどうかというと、6例目の感染者は14日以降に出勤してないということもあり、断定に至っていない」と説明しています。
新型コロナウイルス 第9例目感染者(第8例目の妻)
第8例目の妻。県西健康福祉センター(鹿沼市・日光市)管内に居住する50代女性。
・2020年3月20日(金) 咽頭痛・ふしぶしの痛み。以降医療機関以外は自宅待機と思われる(栃木県は調査継続中)
・2020年3月22日(日) 発熱確認。市販の解熱剤で熱は下がる。以降発熱は無し。
・2020年3月25日(水) 平熱ではあったが、夫の受診に合わせて栃木県内の感染症指定医療機関でPCR検査を実施したところ陽性と判明。子どもPCR調査実施は発表時点では行っていない。
・2020年3月26日(木) 午後、夫と同じ栃木県内の医療機関Cに入院予定。
夫の感染(3月22日)よりも早く症状が出ているため、夫の職場を起点とする感染か断定が難しい状態。
新型コロナウイルス 第10例目感染者
40代男性。栃木県南健康福祉センター管内に在住。濃厚接触者は妻と二人の子どもで、3月26日以降PCR結果を実施予定。
・2020年3月13日(金) 栃木県外の陽性が確定している人物(判明は24日・どの事例かは本人の意向で非公開)と3人で食事(一方の人はPCR検査で陰性)。
・2020年3月22日(日) 栃木県内の自動車ディーラーで車検を依頼しホテルに宿泊。発熱・倦怠感が23日まで続く。
・2020年3月23日(月) ホテルから帰宅後はテレワークで自宅で勤務。近所に徒歩で10分程度の買い物。マスク着用。
・2020年3月24日(火) 発熱が続き、夕方栃木県南健康福祉センターに連絡し、栃木県内の帰国者接触者外来を受診。
・2020年3月25日(水) 栃木県内の帰国者接触者外来で肺炎像が確認できた。PCR結果を行い18時頃陽性が判明。
食卓やオフィスでの感染、特に対面していなくても感染する可能性も見えつつあります。手洗いと咳・マスク、免疫力向上、公衆衛生への意識など引き続き高められればと思います。
なお、記者会見が紙の資料ベースで「○ページの○版は・・と読み上げるだけ。施設名などを省略したりもごもご非常にわかりにくい印象です。配信前提でより多くの人に対して説明をする他地域の会見とかなり差がつけられています。人の命にかかわる重要な情報です、より多くの人にわかるよう情報の精査、発表方法や体制の改善を願いたいです。
(了)