[新型コロナウイルス] 栃木県 第5・6例目の感染者

栃木県は本日(2020年3月24日)、新型コロナウイルスの第5例目・第6例目の感染者が確認されたことを発表しました。

新型コロナウイルス 第5例目感染者

フィリピン在住の男性で、帰省先が栃木県南健康福祉センター管内にあるとのこと。

・2020年3月18日 午前中に発熱
・2020年3月19日 フィリピンから帰国。成田空港から実家の最寄り駅までは公共交通機関を利用。駅からは自家用車で実家まで移動。マスク着用。この日の内に症状は治まる
・2020年3月20日 倦怠感が続いていたため栃木県南健康福祉センターに電話。その際「症状が改善しなければ、あらかじめ医療機関に連絡をいれた上で受診するように」とアドバイス。
・2020年3月21日 朝から咳・発熱があり栃木県内の医療機関を受診。この際の通院はマスク着用の上、自転車で移動。診察後、解熱剤を処方されるが、現時点まで内服はしていない。
・2020年3月22日 36度9分から37度3分程度の微熱
・2020年3月23日 検温するも平熱。念のために県内の医療機関Bを受診。肺炎像が確認できたため、医療機関Bからセンターを通じてPCR検査の相談が出された。
・2020年3月24日 PCR検査の結果、陽性であることが判明。県内の医療機関Bに入院するも容態は安定しているとのこと。
・帰国からここまでは医療機関以外への外出はしていない。
・濃厚接触者は一緒にフィリピンから帰国したご子息2名と実家のご両親、計4名。明日(2020年3月25日)にPCR検査を実施予定。

栃木県は感染はフィリピン側であると断定。推測が多く、当人の年齢や職業などの確認もしていないとのことです。最低限、感染経路の特定のための努力はして欲しいですね。

新型コロナウイルス 第6例目感染者

70才代、男性。栃木県安足健康福祉センター(足利・佐野エリア)に居住。初期の発熱の前、2020年3月8日から3月10日までの間に発熱のあった親族(栃木県外に在住)と自宅で接触していた経緯があるとのこと(ただ、感染源かどうかは不明であるため、現在当人の居住地域に確認を依頼している状態)。なお、接触時、「複数の人が宿泊していた」というコメントもあった。

・2020年3月14日(土) 発熱確認。
・2020年3月17日(火) これまで発熱が続いていたため、栃木県内の医療機関Aを受信。医療機関まではマスク着用で自家用車で移動。診断後、抗生物質を処方。診断内容は栃木県は把握していないとのこと。
・2020年3月20日(金)  栃木県内の別の医療機関を受診。
・2020年3月22日(日) 熱が39度3分まで上昇。
・2020年3月23日(月) 37度3分まで下がるものの倦怠感があったため栃木県内の感染症指定医療機関を受診。肺炎像が確認できたため、そのまま入院。この医療機関から栃木県安足健康福祉センターに連絡を入れた後、PCR検査を実施。
・2020年3月24日(火) 新型コロナウイルス感染の陽性であると判明。  
・この間、医療機関への外出以外は自宅待機。濃厚接触者は奥様のみで、明日(2020年3月25日)にPCR検査実施。

発熱からPCR検査に至るまでかなりの日数がかかっていることは、新型コロナウイルス感染確認の難しさを物語っています。何より感染された人は高齢であるため、その後の容態が心配です。栃木県は記者会見を行う以上、最低限の情報量を取材してから挑んでもらいたいですね。

(了)

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