栃木県・新型コロナ、休業要請に対応した事業者に最大30万円支給

栃木県は本日(2020年4月20日)、新型コロナウイルス感染症対策に向けた補正予算の概要について発表しました。3月の補正予算と合わせると総額329億円程度となる見込みで、休業に応じる事業者への支援金や医療体制の拡充などに充てられるとのことです。補正予算は今後実施される栃木県の臨時会議で協議され可決される見通しです。

2020年4月補正予算は248億円

栃木県の補正予算は新たに令和2年度4月分の248億円が計上されます。令輪2年3月の補正予算(令和元年度5億円、令和2年度76億円)分を合計すると新型コロナウイルスに対する補正予算は計329億円規模となる見込みです。

使途については大きく分けて以下の通り

1.緊急事態宣言への対応に30億円

休業要請等に応じた事業者に支援金を付与するというもので、2020年4月21日から5月6日にまで連続して休業する場合の県内で営業する事業者に対し、1事業者あたり最大30万円が支給されるというもの

2.緊急支援フェーズにおける取り組みに200億円

マスクや人工呼吸器など医療関連装置等の生産設備導入補助に7億円。自家用車で往来できるウォークイン方式のPCR検査が行える地域外来・検査センターを10か所準備に3億円。軽傷者が治療に当たる施設として民間事業者(ホテル)から250床を借り上げる予算に26億円。休業中の小中学校および高等学校の生徒を対象に家庭の学習支援として、テレビ放送を活用した学習番組提供の環境整備に1億円。

企業の雇用維持のため、国の雇用調整助成金(補助率10分の9)に加えて栃木県として10分の1を補助。3年間無利子、パワーアップ資金500億円。必要な設備導入の支援なども検討しているとのことです。

V時回復に向けた取り組み

観光など需要回復を担うため、秋の就学旅行シーズンに向け旅行商品開発。緊急的な支出に対する予備費も創設するとのこと。


一つの焦点だった事業者への支援金。明日から連続的というのはかなり厳しそう。よほど送金が早く、金額も確定してなければ休業判断できるところは多くないように思います。

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