新型コロナ・宇都宮美容系クラスターから知人感染広がる 栃木県140−142例目

宇都宮市で2020年7月22日(火)、新型コロナウイルス感染症で新たに2例が確認されたことがわかりました。これで宇都宮市における感染確認は49例目、栃木県内における感染確認は142例目になります。

うち2例(140−141例目)は、宇都宮市内でクラスター感染を発生させている美容系店舗の知人。残りの1例(142例目)は県外在住者で、宇都宮市のホテルに宿泊、宇都宮市内の事業所で作業を行っていた方です。

栃木県 宇都宮市 30代女性: 栃木県140例目・宇都宮市47例目

宇都宮市の美容系の業態店舗に勤務する宇都宮市在住 30代男性(栃木県内感染確認第132例目・宇都宮市34例目ー記事)の知人。その他、詳細は調査中とのことです。

・2020年7月16日(木) 知人である宇都宮市在住 30代男性(栃木県内感染確認第132例目・宇都宮市34例目ー記事)と接触
・2020年7月17日(金) 出勤
・2020年7月18日(土) 休暇、自宅で過ごす
・2020年7月19日(日) 休暇、自宅で過ごす。16時頃、知人宇都宮市在住 30代男性(栃木県内感染確認第132例目・宇都宮市34例目ー記事の陽性が判明
・2020年7月20日(月) 休暇、自宅で過ごす
・2020年7月21日(火) 休暇、自宅で過ごす。38度台の発熱、頭痛・関節痛・食欲不振などの症状(発症日)。市販薬を服用
・2020年7月22日(水) 休暇、自宅で過ごす。宇都宮市PCR検査センターにて検体を採取。宇都宮市衛生環境試験所でPCR検査を実施
・2020年7月23日(木) 栃木県内の医療機関に入院予定


栃木県 宇都宮市 30代男性: 栃木県141例目・宇都宮市48例目

宇都宮市の美容系の業態店舗に勤務する宇都宮市在住 30代男性(栃木県内感染確認第132例目・宇都宮市34例目ー記事)の知人。その他、詳細は調査中とのことです。

・2020年7月16日(木) 
・2020年7月16日(木) 知人である宇都宮市在住 30代男性(栃木県内感染確認第132例目・宇都宮市34例目ー記事)と接触
・2020年7月17日(金) 出勤
・2020年7月18日(土) 休暇、自宅で過ごす
・2020年7月19日(日) 休暇、自宅で過ごす。16時頃、知人宇都宮市在住 30代男性(栃木県内感染確認第132例目・宇都宮市34例目ー記事の陽性が判明
・2020年7月20日(月) 休暇、自宅で過ごす
・2020年7月21日(火) 休暇、自宅で過ごす。38度台の発熱、頭痛・関節痛・食欲不振などの症状(発症日)。市販薬を服用
・2020年7月22日(水) 休暇、自宅で過ごす。宇都宮市PCR検査センターにて検体を採取。宇都宮市衛生環境試験所でPCR検査を実施
・2020年7月23日(木) 栃木県内の医療機関に入院予定


栃木県 宇都宮市 40代男性: 栃木県142例目・宇都宮市49例目

宇都宮市に出張中の栃木県外在住者。濃厚接触者は、現時点で同僚2名。宇都宮市には7月13日(月)から滞在しているとみられます。その他、詳細は調査中とのことです。

・2020年7月13日(月) 居住地(栃木県外)から同僚2名自動車で宇都宮市に移動。宇都宮市内のホテルに宿泊
・2020年7月14日(火) 勤務
・2020年7月15日(水) 勤務。宇都宮市の事業所で作業に当たる。この事業所での他社との接触はなし 
・2020年7月16日(木) 勤務。宇都宮市の事業所で作業に当たる。
・2020年7月17日(金) 勤務。夕方に38.5度の発熱(発症日)
・2020年7月18日(土) 勤務。朝には解熱していたとのことですが、夜再び38.5度の発熱
・2020年7月19日(日) 休暇。滞在先のホテルで過ごす。熱は38.6度、悪寒・関節痛あり
・2020年7月20日(月) 休暇。熱は38.6度、悪寒・関節痛が続く。宇都宮市内の医療機関を受診。内服薬処方するが、症状改善せず。味覚症状を発症
・2020年7月21日(火) 休暇。熱は38.6度、悪寒・関節痛・味覚症状あり。帰国者・接触者相談センター(宇都宮市保健所)に相談
・2020年7月22日(水) 宇都宮市内の医療機関を再診。帰国者・接触者外来で検体を採取。宇都宮市衛生環境試験所でPCR検査を実施。19時頃、陽性判明。この際、熱と咽頭痛・味覚障害の症状あり。
・2020年7月23日(木) 医療機関への入院予定


同じ場所で5名以上が感染するケースから使用される「クラスター感染」という言葉。その施設等に感染拡大の要素があったのは間違いないですが、接触者の確認が行われ(名簿への記録や積極的疫学調査など)適切な防疫対策が成されている場合は感染が拡大するわけではありません。

しかしながら、ここで大切なのは、“どのように感染が広がって”・“どのように防ぐことができる”かということ。宇都宮市美容系クラスターや小山集会クラスターでは、従業員や利用者の把握はしていたものの、感染者の知人や家族への感染が拡大しています。

“クラスターを起こしたのだから施設名を明かせ”と闇雲に求めることは、やり過ぎ感が否めず、人権侵害に発展する可能性もありますが、そもそも感染を拡大しないために必要な情報を、建設的に発信しているかどうかが鍵になると思います。

【関連URL】
・[最新] 栃木県・新型コロナウイルス感染まとめ

maskin